



スイーツ学研究科では、従来の製菓技術やアイデアに加え、科学技術を駆使して論理的根拠に基づく全く新しい「未来のスイーツ」を生み出します。これまで誰も見たことがない、想像を超えた革新的なスイーツを学べます。充実したカリキュラムでは、海外インターンシップや有名シェフとの地方創生プロジェクト、インフルエンサーとのコラボ実習、さらにはスイーツを魅力的に演出するデザインや経営戦略まで、一流の環境で貴重な現場経験を積むことができます。
スイーツを科学し、創造する科目展開
革新的な発見を生むためには、従来の伝統技術に支えられた確かな土台が不可欠です。スイーツ学研究学科では、伝統を尊重しつつ、アイデア創出のための思考トレーニングに加え、多くの実践を重ねることで、創造力だけでなく発信力も養います。
カリキュラム例
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世界一パンの種類が豊富な「パン大国」ドイツでは、大型パンが300種類、小型パンは1200種類以上もあります。ドイツ職人の最高位である“マイスター”の称号を持つ職人が、直接指導いたします。
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海外インターンシップ
1883年にドイツ・ミュンヘンで創業した老舗ベーカリー「Rischart(リシャルト)」で2週間、本場の伝統的なドイツパン作りを深く学びます。就職実績も豊富な人気の実習プログラムです。
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北海道中富良野町でのスイーツ開発
政策課題を抱える地方自治体と、特色ある本校がマッチングし、地域創生を目指すサテライトキャンパスの一環として、連携先の北海道中富良野町を訪れ、実際の風景を視察しました。また、地元食材を使用したスイーツの開発も行いました。
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インフルエンサーとのコラボ実習
SNSで活躍するインフルエンサーとの多彩なコラボ実習を展開。調理系インスタグラマーからダンス動画で人気のTikTok配信者まで、異なるジャンルの視点を取り入れ、魅せるための方程式を学びます。
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アレルギー対策おやつ
製菓に欠かせない卵・乳・小麦といったアレルギー原因食材を使わずに、誰もが安心して食べられるおやつを開発します。全ての人が食を楽しめる新しい体験を提供することを目指します。
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いちぷち
UHA味覚糖様のキャンディGPで最優秀作品に選ばれたレシピが商品化され、全国の薬局などで販売されました。
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くるみ餅
僅差で第2位のレシピも、UHA味覚糖様のオファーで特別に商品化されました。
パッケージデザイン
WEB上で使えるデザインツールを活用し、ビジュアルの美しさだけでなく、伝わりやすさ、コンセプト、ターゲットをしっかり考えたデザインを作成します。学内選考で選ばれたデザインが実際に販売される喜びは格別です。
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経営戦略論
ターゲットや店舗の立地効果、経費などを総合的に考慮し、企画からプレゼンテーションまで行う実践的な授業です。店舗運営に必要なマネジメント能力を総合的に身につけることができます。
新時代のパティシエに必要な4つの視点
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Global
世界中のゲストを満足させるための知識だけでなく、自らの目で見て体感することで、グローバルな視点で考えられる人材を育成します。
●英語●第2外国語●全員海外研修●海外インターンシップ●ガストロノミーツーリズム
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Management
製菓の文化的背景や食業界の動向に加え、将来の経営者やトップシェフを目指して、経営論もしっかりと学びます。
●経営戦略論●商品開発論●マーケティング概論●フードメディア●行動心理・食志向
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Design
おいしさを感じる割合で最も低いのは味覚で、実は視覚が最も重要です。この「目で見る情報」に特化し、食欲や購買意欲を引き出すためのノウハウを学びます。
●フードデザイン●パッケージデザイン●テーブルコーディネート●器と道具
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Health & Medical
「食べること」は健康な体作りの基本。アレルギー対策やリスク回避に加え、栄養素とスイーツを組み合わせて、食べて健康になり理想の体を目指します。
●アレルギー●高齢者向け●医療●栄養
未来のスイーツを創る
「スイーツ学研究学科」とは?
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新しいお菓子の世界を創り出すスイーツ学研究学科の目的は、お菓子文化をさらに進化させることです。
伝統的な技術と最新の科学技術を組み合わせ、今までにない新しいお菓子の可能性を追求していきます。実は、洋菓子の進化は19世紀にほとんど完成しており、それ以降大きな革新は見られませんでした。
だからこそ、現在、業界では次世代のお菓子の革新を求める声が高まっています。目指す職業
●お菓子メーカーやコンビニスイーツ商品開発
●ホテル・パティスリーのパティシエ
ブーランジェ など取得可能資格
●全員 製菓衛生師(受験資格) 専門士
●管理栄養士・栄養士 ※連携する大学と併修した場合 食育指導士 アスリートフードマイスター
野菜ソムリエ
Point
革新的なお菓子文化の創造を学ぶ
お菓子の世界には、従来と未来では大きな違いがあります。
これまでのお菓子作りは、技術とアイデアを頼りにしてきましたが、これからは科学技術を活用し、論理的な根拠に基づいて新しいものを作り出す時代です。
未来のお菓子文化では、常に新しい挑戦が求められています。



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Point
製菓理論とスイーツ学の違い
スイーツ学研究学科で学ぶ「スイーツ学」は、従来の製菓理論とは一線を画しています。
スイーツ学(スイーツサイエンス)は、新しいお菓子を生み出すことを目的とした学問で、未来に向けた革新を追求します。
つまり、未来を見据えた、最先端の学びを深めていくことができる学科です。
Industry Voices
各分野で活躍する4名の専門家から、スイーツ学研究学科への期待と応援メッセージをいただきました。技術だけでなく、感性や創造力、国際的な視点が未来のスイーツ業界をリードする鍵となります。
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スイーツから広がる
無限の可能性
未来を創る力を、
この学びの場で身につけようスイーツ学研究学科は、単に技術を習得するだけではなく、芸術的な感性や文化的な背景を理解することが重要です。日本の菓子職人は世界的にも技術力で評価されていますが、これからは新たな文化を創造していく時代。この学科の卒業生が、近い未来にリーダーとして社会で活躍することを私は期待しています。さらに、将来はパティシエとしての道に限りません。ファッション業界やマスコミなど、さまざまな分野で活躍できるスイーツの無限の可能性を広げるための学びの場です。この学科は、その基礎をしっかりと築くための場となるでしょう。
株式会社ブールミッシュ 取締役会長 吉田 菊次郎先生
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伝統と未来を繋ぐ
スイーツの力
新しい食文化を学び、
次世代のリーダーへスイーツ学研究学科は、未来の食文化に対応するために、必要な知識と技術を提供する学びの場です。これからの時代、味覚の進化や食材不足への対応、新素材の活用がますます重要になっていきます。そのためには、伝統を学ぶだけでなく、最新の科学技術を駆使した体系的なアプローチが必要不可欠です。また、健康志向スイーツの開発やSDGsの実現に貢献できる人材を育てるとも大切です。この学科で、次世代の製菓業界をリードするための力を養い、未来に向けたスイーツ作りを目指しましょう。
大手前大学 名誉教授 スイーツ学創起者 松井 博司先生
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AI時代でも輝く感性と経験
未来の食文化を創る
パティシエを育てるこれからの食業界では、AIが物作りの大部分を担い、技術面ではロボットが活躍する時代が訪れるでしょう。しかし、そのような時代でも、人間の感性や経験は重要な役割を果たします。特に、感動を生み出せるパティシエの存在はこれからますます重要になるでしょう。必要なのは「経験から培われるセンス」と「新しいものを創造する力」です。センスは一朝一夕で身につくものではなく、経験の積み重ねから生まれるものです。多くの人に喜びを与えるパティシエを育て、未来の食文化をリードする人材を育成していきます。
株式会社クラブハリエ 代表取締役社長
グランシェフ 山本 隆夫先生
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創造力と人間力が
織りなす新たなスイーツ
国際舞台で輝く
パティシエを目指そうスイーツ学研究学科の創造力や国際力を身につける点に、大きな可能性を期待しています。International Chefs Summit Asia に参加しましたが、国際的な場においては、コミュニケーション力だけでなく、人間力も非常に重要であることを痛感しました。また、農家さんとのやり取りを通じて、自然に得られる知識やアイデアが、料理の創造力を高めます。農家さんやお客様、そしてシェフ仲間とのコミュニケーションを大切にし、日常の中で得られるものが新たなクリエイションに繋がると信じています。
restaurant JULIA エグゼクティブシェフ nao先生
入学要項
- 募集内容
- スイーツ学研究科(2年・男女)40名
- 入学時期
- 2026年4月
- 学費
- 1年次2,000,000円(内訳)入学金 授業料 実習費 施設管理費 ※別途諸経費 229,900円が必要
2年次1,500,000円(内訳)授業料 実習費 施設管理費 ※別途諸経費 120,000円が必要 - 出願資格
- 高等学校・中等教育学校・高等専門学校・短期大学・大学を卒業した方
(2026年3月卒業見込みも含む) - 選考方法
- 書類選考後、面接を実施 ※詳しくはコチラをご覧ください。
学科/クラス一覧 COURSE
パティシエ、調理師を目指すあなたに
製菓製パン、日本料理、西洋料理、中国料理まで、少人数実習のもとで現場で活躍できるプロを育てます